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ベトナム北部と南部の違い – 人柄、気候、街並み、言葉全てが違う?!

Column 09.12.2021

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沖縄海邦銀行 かいぎんエコマガ vol.191 2021年 2月号掲載


ベトナムの国土は南北1,650キロに広がる。北部に政治の街と呼ばれる首都ハノイがあり、南部に商業の街と呼ばれるホーチミンがある。いつもはホーチミンで暮らしている筆者だが、最近はハノイに足を運ぶことが多くなったので、その違いについて感じたことを紹介したい。


1. ベトナムの国民性

ベトナム人は穏やかで素朴、真面目で勤勉とよく耳にする。私の勤務地はホーチミンであるが、一緒に働いている現地スタッフを思い浮かべてみると、やっぱりそうだと感じる。最近は仕事でハノイのベトナム人と接する機会が多くなったが、そこに北と南の人柄について、微妙に違いを感じている。
ハノイのベトナム人は、どこかピリっとしていて、仕事でも堅いイメージがあるが、ホーチミンにいるベトナム人は陽気で、あまり細かいことを気にしないなど、おおらかさが、どこか沖縄に似ていると思う。ハノイでタクシーに乗り、行き先を告げたら、ただ黙々と運転する人にあたることが多いが、ホーチミンのドライバーは「君は日本人か?この車はトヨタだ。ナンバーワンだ!」とか「ベトナムは好きか?何年住んでいるんだ?」など、すぐおしゃべりをしたがる人が多い。
ただ、南北共通して言えることは、ベトナム人は優しいということだ。困っている人がいれば助けるという精神は皆が持っており、私が暮らしているホーチミンはもとより、ハノイでも財布を忘れて困っている見ず知らずの外国人にバス代の10万ドン(約500円)を貸してあげる人がいるほどだ。500円とは言え、ベトナム人が平均で3、4時間ぐらい仕事をしないと稼げない額である。

 

2.四季のあるハノイと常夏のホーチミン

ベトナムの正月は旧正月がメインで、新暦で休みになるのは元日のみだ。私も、大晦日まで通常通りの勤務だった。ただ、日本人にとってお正月はやはり特別なものである。ちょうど元旦から3日までが3連休だったため、ハノイで初めてお正月を過ごしてみた。1月のハノイは非常に寒く、10°Cを下回る日も度々ある。もしかすると冬の沖縄ぐらいかもしれないが、バイク社会のベトナムでは防寒具が必須である。この原稿を書いているのは1月12日だが、明日からまた出張で1週間ほどハノイに滞在する予定なので、ホーチミンとの気温差20°Cに気を付けなければならない。そんなホーチミンは今日もまた日中は30°Cぐらいあり、冬でも暖房機やコートなどはもちろん必要なく、一年を通して常夏なのである。

 

3.ハノイもホーチミンも最高!

ハノイはとにかく湖が多く、どこにいても水の豊かさを感じることが出来る。ただ、夜は早くお店が閉まるため、深夜12時には繁華街も真っ暗になってしまう。一方でホーチミンは川しか無いが、眠らない街と言えるほど、朝まで遊べる店が多く存在している。
また、街並みだけでなく、北と南で言葉やなまりも違う。北はいぶし銀のような固いイメージに聞こえるが、南はふにゃふにゃっとつぶしたような言葉であるため、外国人の私が聞いても違いが、はっきり分かる。
ベトナムでも北と南で全然違うため、もし観光でベトナムに行く機会があれば、是非両方を体験してみてほしい。
政治の街と商業の街、どちらも最高に味のある街だ。

 

引用:  vol.191 2021年 2月号 —かいぎんエコマガ
海邦総研が企画編集し沖縄海邦銀行が月1回発行し、
沖縄の経済と経営を分かりやすく伝える「かいぎんエコマガ」
執筆者: 金城緑
企画編集:海邦総研

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