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ベトナムのウチナーンチュ・ベトナムと沖縄の共通点

Column 04.05.2021

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沖縄海邦銀行 かいぎんエコマガ vol.150 2017年 9月号掲載


人口の約 60 パーセントが 30 歳以下であるため活気に溢れている国ベトナム。
日本人の数はもちろん、ウチナーンチュの数も年々増えている。
ベトナムで 生活しているウチナーンチュは、どのように過ごしているのか紹介したい。


1. 人間同士のつながりが重視される国

「ベトナムはどんな国?」という質問をされることが多いが、
いつも私は「人との繋がりがすべてを左右する国」と答えている。
ビジネス、プライベート共に、人との繋がりなくして、この国で生きることは、至難の業といっても過言ではない。
ベトナムで物流関係の仕事について3年目に入ったところだが、日本から進出してきている同業者を見ても、
価格は二の次であり、人間関係こそが企業の売上を左右していると強く感じる。
また、一緒に働くベトナム人との人間関係が良くなければ、仕事もスムーズにいかない。
人との繋がりがビジネスもプライベートも豊かにしてくれるということは、私がベトナムでの生活を通して学んだ点だ。
そんなベトナムでの生活について、私はとても心地良いと感じている。
沖縄からベトナムまでの距離は乗り換えを含めて最短でも約7時間。近いようで遠い国だが、
心地良いのは沖縄との共通点が多いからかもしれない。
沖縄の言葉で、“イチャリバチョーデー(一度会ったら、皆兄弟)”という言葉があるように、
ベトナム人もまた、人を大切に思う気持ちを自然と現す人種のように感じる。
沖縄に“カメーカメー精神(おばーが、誰にでもこれを食べなさい、あれを食べなさいと振舞うこと)”があれば、
ベトナムには、食事を分け与えて一緒に食卓を囲む文化がある。
私がお昼のお弁当を持っていなかったら、自分の皿から米とおかずを分けて小さな一人前を作って一緒に食べる。
これが彼らのスタイルなのだ。沖縄と似ている部分は何も精神面だけではない。

仕事帰りに、スーパーに寄り、夕食はパパヤーしりしりにするか、ナーベラーンブシーにするか、
はたまた、シブイのおつゆにするか、などと考えながら買い物をすることができる。
すなわち、青パパイヤも、へちまも、冬瓜も当たり前にスーパーで売られているのだ。
海外で生活する上で、“食”が合うか否か大事なポイントである。

 

2.結束力のあるベトナムのウチナーンチュ

では、ベトナムにいるウチナーンチュはどんな人達なのだろうか。
沖縄県人会は規模が大きく、会を開けば、他の県人会よりも人が多く集まる。
沖縄県が海外人材育成に注力していることもあり、さまざまな業種に携わる若い人たちが
どんどん仕事でベトナムに出てきているためだ。
その中の20代前半の若い男の子が、なんと民謡を私たちの前で披露してくれた。
沖縄からわざわざ三線を持ってきて、時間があれば趣味としてそれを弾いているという。
他にも、いつもかりゆしウェアを着ている友人がいたり、「今日の仕事、でーじ疲れたー!」と、
方言丸出しで飲み会に現れるものがいたりで、ここは沖縄かと錯覚してしまう。
ベトナムに来る前は、東京に13年住んでいた私だが、
ここまで沖縄の人と文化にどっぷり触れる機会はほとんどなかったように思う。
このように、ベトナムでは多業種のウチナーンチュが、故郷・沖縄を思いながら交流を深めている。
そして皆共通して、いつか沖縄とベトナムをつなぐ仕事がしたいと口にする。
私もまたその中の一人であり、沖縄とベトナムの物流チャネルの構築に役立ちたいと思う。

引用:  vol.150 2017年 9月号 —かいぎんエコマガ
海邦総研が企画編集し沖縄海邦銀行が月1回発行し、
沖縄の経済と経営を分かりやすく伝える「かいぎんエコマガ」
執筆者: 金城緑
企画編集:海邦総研

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